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今月の健康ワンポイントアドバイス

 

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■ 2015年 12月 「食生活を見直そう②」

 

今年も終わりに近づきましたね。日の出も遅くなり寝床から出たくない人も多いのではないですか?人の人生の3分の1は眠っていると言っても過言ではないでしょう。日本人の睡眠時間は6時間以上8時間未満の人が6割を占めると言われています。 日の長い季節では短くなり、日の短い季節では長くなるといった変化を示します。実際に眠ることが出来る時間、つまり睡眠の量は成人してからは加齢するにつれて徐々に減っていきます。
夜間の睡眠時間は10歳代前半までは8時間以上、25歳で約7時間、その後20年経って6時間半、さらに20年後の65歳になると約6時間となります。個人差はありますが必要以上に睡眠を長くとったから健康になる訳では無いようです。
「健康づくりのための睡眠指針2014」厚生労働省の発表より睡眠12か条を掲げておきますので参考になさって下さい。

 

良い睡眠でからだもこころも健康に 睡眠不足は事故を招きます。

適度な運動、しっかり朝食、眠りと目覚めのメリハリを運動で入眠リズムがスムーズに

良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。太り過ぎないことも良い睡眠につながります。

睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。

年齢や季節に応じて、昼間の眠気で困らない程度の睡眠を。

良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。

若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。スマホゲームは体調を狂わせます。

勤労世代の疲労回復・能率アップに毎日十分な睡眠を。寝だめは体内時計を狂わせます。

熟年世代は朝晩メリハリ、昼間に適度な運動で良い睡眠。日中にしっかり動いて過ごしましょう。

眠くなってから寝床に入り、起きる時間を遅らせない。

いつもと違う睡眠には、要注意。

眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。

以上を参考になさって新しい年を健康に向かえましょう。

*参考文献 痛くない体のつくり方 若林理砂著

 

 

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■ 2015年 11月 「食生活を見直そう②」

 

先月と同じく済陽高穂さんの本から参考になったことを載せさせて頂きます。是非、日常生活に取り入れて元気で健康的な生活を送る参考にしてください。本のタイトルは40歳からは食べ方を変えなさい!です。
太りだした、疲れやすくなった、よく風邪をひくというのは新しい細胞を生み出す代謝が落ちてきた証拠、免疫力も落ちてきます。
代謝の低下は誰にでも起こりうることですが飽食、偏食、飲酒、喫煙、運動不足やストレスなどがより影響してきます。
とりわけ食の不摂生が大きくかかわってきます。でもそんな食生活の見直しでうんと健康状態が変わってきます。
私はもう歳だから関係ないわと言わずに痴呆症や寝たきりにならないためにも食生活の見直しが大切です。
若い体を作る条件は次の5つでしたね。

身体の糖化を防ぐ」「塩害を防ぐ」「冷えを防ぐ」「腸の汚れを落とす
体内毒素を消す」詳しくは先月のワンポイントアドバイスを見て下さい。

40代になると体を支えるエネルギー源が切り変わります。多くの人は30代まではごはんなどの糖質に依存しています。ところが40代になると脳と体に必要な栄養素が質、量ともに変わりますので切り替えが必要です。1週間で30品目の食品を穀類、肉、魚介、野菜、種実、果物、豆、キノコ、芋、海藻、卵、乳製品、油脂、飲料、調味料の食材群から選んで摂ります。その前に1つ大切なルールがあります。
1日3食をできるだけ同じ時間に摂ること特に朝食は大切
です。朝日を浴びると1日を始めるスイッチが入り体内時計の切り替わるように、朝食の刺激で内臓や脳の働きも切り替わります。
朝食を摂らないと血糖値が上がりやすくなり基礎代謝も低下します。基礎代謝が維持されることにより就寝中も心臓が動き脳が働き、血液も循環します。 基礎代謝は生命活動そのもので、その低下は中年太り、慢性疲労や風邪の原因にもなります。朝食を抜いて空腹時間が長くなると昼食や夕食の量が多くなりその分、腹持ちの良い糖質の摂取が増えますので勧められません。
昼食は朝食から4時間はあけます。昼食と夕食の間に小腹が空いたらおやつとなりますがナッツ類や果物が理想です。夕食は遅くとも8時までには摂るようにしたいものです。夜は体をつくる時間ですので夕食が遅いと消化が優先され栄養素の吸収が十分に行われなくなります。以上、参考になさって下さい。
次回は具体的な食材の話でどんな食材がベストなのかを載せたいと思います。

 

 

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■ 2015年 10月 「食生活を見直そう」

 

最近ブログに載せた、済陽高穂さんの本から興味を持ったことなどを日常生活に取り入れて健康な生活をしてもらおうと思いますので参考にしてください。
本のタイトルは40歳からは食べ方を変えなさい! 太りだした、疲れやすくなった、よく風邪をひくというのは新しい細胞を生み出す代謝が落ちてきた証拠、免疫力も落ちてきます。代謝の低下は誰にでも起こりうることですが飽食、偏食、飲酒、喫煙、運動不足やストレスなどがより影響してきます。とりわけ食の不摂生が大きくかかわってきます。
でもそんな食生活の見直しでうんと健康状態が変わってきます。
私はもう歳だから関係ないわ、と言わずに痴呆症や寝たきりにならないためにも食生活の見直しが大切ですよ。


若い体を作る条件は5つです。


身体の糖化を防ぐご飯などの糖質の取り過ぎは血液中にあふれた糖が体の機能にかかわるたんぱく質の働きを悪くしてしまいます。まずは主食のご飯のコントロールが大切です。運動量の少ない高齢者のお菓子の食べ過ぎもいけませんね。

 

塩害を防ぐ体内ではカリウムとナトリウム(塩分)一定のバランス濃度を保って代謝をになう細胞の働きをコントロールしています。日本人の食事は世界で注目されているバランスの良い食事と言われていますが、唯一塩分が多いですよね。それを防ぐにはミネラルを多く含んだ野菜を多く摂ることです。

 

冷えを防ぐ体が冷えると活動が鈍りますよね。もちろん体の免疫力を司る白血球の働きが」弱まります。これからの季節、手足や体を冷やさぬように注意が必要ですし、バランスのとれた食事が何よりも大切になってきます。

 

腸の汚れを落とす小腸には全身の免疫細胞の6割が集中しています。乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌と大腸菌などの悪玉菌のバランスで体は保たれていて、便秘になると悪玉菌が増えて免疫力の低下につながります。野菜や果物、発酵食品、ヨーグルトなどを積極的に摂ることにより腸内環境が良好に保たれます。

 

体内毒素を消す体は食事で摂った糖質や脂肪に呼吸で取り入れた酸素で酸化と言われる反応でエネルギーを作ります。その過程で活性酸素という燃えカスが少なからず残ってしまいます。発酵食品(納豆など)は活性酸素の無毒化をします。それと大切なことは食品添加物をなるべく取らないことですが、もう私たちの生活から有害物質を全て取り除くなど不可能です。なるべく無添加の食品を選びバランスのとれた食事が大切です。

次回は具体的な商品の話をかきますので楽しみにしてください。
待てない人は 40歳からは食べ方を変えなさい!を購読くださいね。

 

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■ 2015年 9月 「冷え性」

 

先月、冷え性で困っているという女性に来院頂きました。真夏なのですが顔は火照るが足が冷たいと訴えられます。
東洋医学では風寒湿熱の外邪により身体が侵されることにより病になると考え、個人の体質を見極めて、この場合は寒の証を治療をすることになります。
寒証は生理機能が低下していると診ます。顔が青白く、手足など局所が冷える
温かい飲み物を好みトイレが近い。排泄物の色は薄くて臭いも少ない。
下痢を起こしやすく秋冬が苦手で、寒くなると関節が痛むなどの症状があり、温めると楽になる。男性より女性のほうが多くみうけられます。
生命エネルギーである“気”が不足しているタイプの人は内臓や免疫機能を働かせる“気”の不足から、疲れやすくて胃腸の働きが悪く、風邪をひきやすく虚弱体質になります。女性の場合は月経中に下痢をしやすく、月経の量が多くて色が薄い傾向があるので気を養うためには過労や冷えることを避け、十分な睡眠をとることが大切です。

 

気”が停滞し、体内での巡りが悪くなっているのでイライラしているタイプの人は怒りっぽいのが特徴です。長期間ストレスにさらされることで冷えを起こすケースが多いです。ガスがたまっておなかが張り、女性は月経前に乳房や下腹部が張るなどの症状がでます。軽い運動をしたり、ジャスミン茶など香りのいいお茶を飲んだりときぶんを変えましょう。


体中に栄養を届ける“血”が不足しているタイプの人は血色が悪く、立ちくらみや手足のしびれなどを訴えられます。血”の巡りが遅いか停滞している状態です。

 

気虚や血虚、気滞が原因となってお血〈血のめぐりが悪い症状)につながります。おへその斜め左下の太巨と言うツボを押して痛ければお血が疑われます。お血の大敵は冷え。体をよく温めたり、運動したりすることも大切です。鍼灸治療はお血を取り除くことに効果があり、冷え性への改善へと導きます。あと血を巡らせるショウガや玉ネギ、青魚、緑黄色野菜などの食べ物を取って冷え性を予防しましょう。(日経新聞こだわりOFF参照)

 

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■ 2015年 8月 「夏バテについて」

 

厳しい暑さが続いていますね、熱中症で毎日、全国で多くの人が救急で運ばれていますが、皆さんは如何お過ごしでしょうか?
熱中症で運ばれないにしても、照りつける日差しでふ~としてしまいそうです。
高温多湿の日本の夏に身体が対応しようとしてしきれなかった結果、しんどい、疲れやすく食欲がないなどの状態を夏バテというものなのでしょう。
暑くて眠れないで疲れが取れないことや大量の発汗、そして冷たいものを飲み過ぎてしまい胃液が薄まり食欲不振になり体調を崩してしまいます。
それに今、気を付けなければならないのが冷房による身体の冷えが夏バテとの原因と指摘されています。冷房の効いた部屋から野外へ出た時の温度差による自律神経の乱れを引き起こしてしまいます。
患者さんとお話していて家庭でもクーラーが1日中ついているいる方が結構居られてびっくりしてしまいます。縁側で夕涼みなんて田舎の一軒家の話になってしまいましたね。

 

夏バテ対策法(あまりにも普通ですが)
しっかりと食べる  色々な食材を組み合わせて食べる
水分補給      ジュースやビールではなく麦茶に塩分を足して飲む
冷房の調整     28℃°ぐらいで冷房、外の気温差5℃以内に
睡眠を十分に    保冷剤を利用したりするなど工夫して
足三里にお灸    三里は胃のツボで万病に使えて健康灸に1番のツボ

 

暑さ寒さも彼岸までと昔のことわざにありますように9月中旬を過ぎないと涼しくならないので、鍼灸院の先生に相談して体調を整えて夏を乗り切りましょう!!

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■ 2015年 7月 「早朝覚醒」

 

私ごとですが最近、朝早く目覚めてしまいトイレに行ってベッドに戻るが中々再び眠れない。
寝返りを何度も打つがどうもいけません、眠れません。ええぃもうええわ起きてしまおうとなってしまい朝刊を読んだり本を読んだりという事になりがちです。そして昼間に眠くて仕事に差し支えないかと心配になります。
高齢者がよく訴えられます(私も仲間入りですが)がウツ病の初期にも見られようですし若い世代にも増えているそうです。
だいたい8%の人が悩まされているという調査もあり悩む人が多いらしいのでちょっと調べてみました。
希望する時間より2時間以上早く真ざめてしまう
目が覚めたあと再び眠りにつけない

上記の症状が週2回以上あり、さらに1か月以上続くなら早朝覚醒
になっている可能性があります。

原因は体内時計のくるいが生じてきている(高齢になってくると24時間より短くなってくる)。早い時間に眠りにつくと早く目覚めることになります。
アルコールを飲んで眠るのもだんだんと眠りが浅くなるので良くないです。
あとはやはり各個人が持っているストレスが原因という事になりますので難しい問題がありますね。

対処法は普通の方は生活習慣の改善を図ることです。
ストレッチや朝の散歩で日光に浴び、軽い運動を心がけること。
睡眠環境の改善(テレビや明かりをつけたまま眠らない、音楽を聴きながら眠らないなどにも注意が必要です)。
あまり早い眠りにつかないことも大切です。
もちろん鍼灸治療も百会のお灸など不眠に効果(リラックス)があります

人様の治療ばかりで自分にしてないやんと反省しないといけませんね。

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■ 2015年 6月 「うつ病について」

 

簡単にアドバイスなんて書けないのが「うつ病」だと思います。
多くの人が苦しんでおられるので見方を変えて東洋医学「鍼灸治療」も試みられたらと思い綴らせてもらいます。
私の身内の話で恐縮ですが、父が脳溢血で半身不随になって退院して帰ってきた時に母がひどい「うつ状態」となりました。2年ぐらい西洋医学的な治療と鍼灸併用治療を行い元気になり、20年を経た現在85歳になりましたが元気に過ごしております。
今年の3月に30歳の青年が身体の倦怠感、自律神経の失調からの不眠、健忘、精神的な落ち込みなどで仕事も休職中という事で来院されました。
問診でも声も小さく、自分を責める姿が痛々しい状態でした。原因は一言でいえばストレスですが西洋医学では「脳」に原因があると考えます。東洋医学では悩みや思いがうっ積して五臓に影響して「気が滞る」ことにより起きると考えます。心と体は1つであり、胃は感情の鏡であると昔から言われるように精神状態の異変がまずおかしくなり、次に他の内臓に来ます。それを心配してまた違う臓器へと影響を与えてしまう事にもなります。
影響は内臓だけでなく、精神的な苦痛は筋肉にも影響して体のあちこちの筋肉をもガチガチに強張らせ痛みを引き起こします。そういう状態の時こそ鍼灸をすることにより緊張を溶けほどけさすことが出来ると私は確信しております。また治療時間中にも色々な悩みも聞いてあげる時間も取れてることもリラックスできて、心が少し落ち着くと思います。 先ほどの彼も診療を重ねること8回で最初の症状からすると見違えるような回復を見ることができました。

今迄からもうつ症状を抱える患者さんが回復していかれる様子を見ること多々ありましたが、もちろん全てが上手く回復できたわけではありません。
しかし「うつ病」に対して鍼灸治療は試みられる1つの良い方法だと今回も思った次第です。

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■ 2015年 5月 「痛風について」

 

GWにベトナム旅行に行かせて頂きました。旅行の楽しみは景色と食事、毎日ごちそうを食べ、ビールも普段より沢山飲み過ぎました。
4日目ぐらいから左足の親指周囲が何故か痛みだしました。そういう症状は初めての経験なので靴が履きなれていなくて硬いせいかな、と思っていました。
しかし日本に帰ってきたら、ますます親指周囲だけでなく甲のあたりまで、明らかに腫れているではありませんか。これは痛風といろいろ調べる(ネットや本で)と精密な検査を受けるまでもなく、ネット上の写真と同じで間違いないと確信しました。
ズキズキするような痛みが指を折り曲げたりすると腫れた部分を中心に来ますし、歩行も地に足を付けると、やはりズキズキと痛みます。痛風になってしもた!!!!!
1錠だけロキソニンを服用すると、8時間くらいは痛みがおさまります。
昨年年末の献血時の尿酸値も正常だったのに、何故???
原因は自分の分析ではベトナムの暑さの中で水分補給が足りなかった上にビール(水分補給にはならない)を飲み過ぎて急激に尿酸値が上がった結果に他ならないと思います。
以前から前兆みたいなものはたまにあった気がする。こういう腫れて疼くと言う症状は初めてで自分は体重も肥満で無くなったし、尿酸値も低いので痛風は今後、無縁でなかろうかと過信があったなぁ、と大反省です。


ご存知のように尿酸値の高い人に多く、肥満で美食で昔は贅沢病と言われたらしい。
40代(最近は若年化しているらしい)以上の男性の発症者がほとんどで、肉類やビールの飲み過ぎでプリン体が増えて結果的に尿酸値が高くなるという仕組みです。
「焼き肉の油」や「アルコール」、意外なものには「納豆」にも多くプリン体が含まれています。
この病気の怖いのは心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクが高まるらしいです。私の父は脳溢血(詰まる方ではないが)で半身不随で後の人生を過ごしたので、父の発病年齢に近くなってきているのでますます注意が必要だと思いました。
人の健康に携わる者が病気になっていてはいけませんね、反省しなければと思いました。

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■ 2015年 4月 「下半身のしゃっくり」

 

先月は普通のしゃっくりの話を書きました。今月は聞きなれない下半身のしゃっくり
です。タイトルを見たら、「えぇ何だろう?」と思いますよね。
以下、NHKの「試してガッテン」より転記し注釈を加えて載せさせて頂きます。
睡眠中に下半身がピクピっとまるでしゃっくりした時のように動くことで、不眠に悩まされている人がおり、、気づいていない人を含めると、なんと400万人近くもいるそうです。

放映の中でAさんはどんなに眠くても夜中に目覚めてしまい、日中に強い眠気に襲われ原因が分からなかったのですが、就寝中をカメラで撮影すると、一晩に100回近く足がピクピクと動く下半身のしゃっくりが起きていました。
たとえ脚の動きが小さくても、何度も周期的に起きることで脳が小さな覚醒を繰り返し、目が覚めてしうのです。
この足のしゃっくりには3つの特徴があります。

 

1つ目は 寝つきが良い。寝入りが良いため自覚症状のないまま不眠になってしまう。
2つ目は 夜中に何度も起きてしまう。
3つ目は 睡眠薬が効かないこと。

 

その悩ましい症状の原因が最近分かってきました。。
血液中のフェリチンという成分が少ないせいで脊髄が興奮して脚に不随運動が起こっていたようです。フェリチンは鉄分を中に蓄えて身体の隅々まで届ける働きがあり、脳に届くと神経伝達物質のドーパミンが大量に増えることにより脳がパワーアップして脊髄の興奮を抑制することが出来ます。
正式な病名は「周期性四肢運動障害」と言い鉄分の補給が何よりも重要ですが効果が表れるまでには時間がかかります。そこでドーパミン受容体作動薬は即効性があるそうですが専門医に相談してみましょう。
最後に自分にもこんな症状が起きているんではないかと思う人は椅子に1時間座って脚を伸ばしているとピクっと動く場合は周期性四肢運動障害の疑いがあります。
または就寝中に家族にでも足を観察してもらい20~60秒間隔で4回以上ピっとする人は睡眠外来に行ってみてください。
以上、ご参考いただければ幸いです。

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■ 2015年 3月 「しゃっくり」

 

誰もが経験している「しゃっくり」自然に止まるのを待てば良いのでしょうがが余り続くとゆっくりと水を飲んだり、湯呑みの向こう側から水を飲んだりとか、止まらなくなった人を「わぁっ!」と不意に驚かしたり等々いろんな方法が巷では試されてきました。
先週のNHKの「試してガッテン」でしゃっくりを取り上げていました。ただし放送内容は不眠で悩まされている方の中に「下半身のしゃっくり」が原因という聞きなれないものでしたが大変参考になりました。
しかし今月の話は下半身のしゃっくりでは無くて今回は普通のしゃっくりの話です。原因は呼吸をする時に横隔膜が伸び縮みをする訳ですが、食べ物を飲み込み時に呼吸や嚥下を司る延髄を刺激をしてしまうことがあり、ひっくと発生(発声?)して延髄の興奮が鎮まると治まるようです。
私は過去に1度だけ、しゃっくりが止まらないという患者さんを診ました。大学病院はもちろん、当院にも何度も通って頂きましたが効果が上がらなく申し訳無い思いをしたことがありました。
番組ではしゃっくりの専門医が出られて治す方法を伝授されました。
その方法は両耳に指を入れて、痛みを感じるほど強く推すというもので7割の方に有効だそうです。耳には延髄に繋がる神経があり、刺激をすることで興奮を抑えることができると考えられているそうです。
※ただし喘息などの呼吸器科の疾患や心臓病などの循環器系の人は押さないで下さいとの注意もありました。
しゃっくりが1週間を過ぎてもでる場合は脳梗塞や延髄の疾患等も考えられるので医師にかかる必要があります。東洋医学では昔から吃逆と言い困った人がいたという事ですね。治療方法は多くの先生が百会などの交感神経の緊張を抑制するツボや経絡を使用しています。私も同様のツボや耳たぶの裏にあるエイ風というツボなどを使うと思います。
残念ながらしゃっくりで来られる患者さんがありませんが、上記の方法を広く知らしめたいです。次回は足のしゃくりの話です。

 

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■ 2015年 2月 「こむら返り」

 

冬は寒さのせいで足が冷えるのか「こむら返り」を訴えられる方が多いです。
私自身も年に2,3度経験しますが女房は今までに1度もなった事が無いと言うから不思議でなりません。
先日82歳の女性の患者さんも経験がないと仰っいました。関東から2年くらい前に転居されて来られた方で、そもそも「こむら返り」って言葉もご存知無いようでした。関東では足がつると言うのだろうか。
正式には腓腹筋痙攣と言います。腓腹筋の腓という字を「こむら」と読むので
その裏側のふくらはぎがひっくり返ったような痛さなので「こむら返り」と言われるらしいです。

私は歩こう会などで長時間歩いた日、就寝中に足を伸ばした時に「痛たたた」と10秒ぐらいなることが多いです。
運動で汗などで体のミネラルや塩分の不足が原因と考えられています。
反対に運動をして起こすのではな妊婦さんや老人で足の筋肉を余り使わない人にも起こります。筋肉の血行不足が原因の一つと考えられています。

糖尿病や甲状腺機能異常や降圧剤やホルモン剤の副作用でも起こります。
ビタミンB1不足でもなりやすいので、肉類、胚芽、緑黄色野菜や牛乳などをしつかり摂取しましょう。

鍼灸も老人で「こむら返り」を訴えられる方にふくらはぎの承山というツボなどに灸頭鍼や直接にお灸などをすえるとしなくなります。

是非とも鍼灸をなさってみてて下さい、必ず効果がありますよ。

 

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■ 2015年 1月 「餅をのどに詰まらせたら」

 

お正月と言えば又今年も新聞の片隅に「餅が喉に詰まって死亡」という記事が掲載された。コンニャクゼリーは改良されたのか聞きませんね。
救急搬送された内10%近い人が亡くなるらしいので要注意です。。
いざとなると人間、誰でも慌てるもので戸惑ってしまうもの、今回は鍼灸と関係ないが実は今年自分が詰めかけたので、怖いなと思い書いてみた。
緊急の場合、まずは119番通報をするのは当然で救急車が来るまでは家族はそれこそ生きた心地がしないと思う。
到着までにまずは可能ならば咳をさす(一人の時にも)。
咳ができず苦しそうな時は胸を支えて、うつむかせ左右の肩甲骨の間を強く、迅速に4~5回叩く。
倒れている人は横を向かせ自分の膝を相手の胸に当て肩甲骨の間を叩く。
餅が出るか、その人の反応が無くなるまで繰り返します。
決して無理に喉の餅を取ろうとすると、変えって押し込む危険もあります。。
もう一つ方法は背部から両手で腹部に手を回して拳で腹部を押さえて上に何度か素早く圧迫(突き上げる)します。自分でも背中を壁に押し当てることで可能です。。
喉にものを詰ませて救急搬送される窒息事故で、年間4000人近い人が亡くなっています。9割は65歳以上か乳幼児で30歳までの若い人も毎年30~50人が死亡していると厚生労働省の報告に出ています。
高齢者や乳幼児と一緒に食事中は周りの人が、さりげなく観察していることも大切です。それとながら食事は危険なので止めるべきで、食べ物を味わい感謝してゆっくり食べることが大切ではないでしょうか。

今年1年も元気で頑張りましょう!!

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