
眠れないという訴えは以外に多く聞かれます。
一般的には睡眠時間が6時間以下で起床時に不足感が強く身体の疲れが残り、その日の仕事、勉学や生活に支障をきたす場合を言います。
その原因も一言では言い表せないほど複雑多岐にわたります。生活環境の変化から精神的な苦痛、肩こりなどのひどい症状でも起こってくる場合もあります。
その状態から分けると…
・なかなか寝付かれない、ひどいと一晩中眠れない(1)入眠障害。
・眠りが浅くわずかな音でも目覚め、一夜の内に何回も目覚める(2)中間覚醒。
・早朝に目が覚めて眠れない(3)早期覚醒(老年者に多い)
の3つに分けられます。
鍼灸はいろいろな症状に効果があり評価されていますが、何処そこのツボに鍼を1本打ったら、たちまちぐっすり眠れるなどという事はありません。
鍼灸治療はその症状だけを見て、その局所にのみ鍼や灸するのではありません。その人が何故眠れなくなってしまったのだろうというバックボーンを考えて、それにより治療の方針を立てます。
例えば、試験勉強や仕事で何時間も緊張を強いられて、交感神経が過度の緊張を起こし、肩や首の筋肉をこわばらせても神経が興奮して眠れなくなった場合。
その時はまず神経の緊張をほぐし、筋肉もほぐすように鍼を打たなければなりません。
内臓の病気が原因ならその臓器の働きを良くするように治療していきます。精神的な不安があればよく話を聞いてあげるの治療です。
私はコーヒーやお茶の飲み過ぎ、タバコ(1本吸うと30分は交感神経が興奮)や酒(脳をリラックスさせるが、アルコールでの眠りは短時間で目覚め、又眠れないという反跳性不眠という現象を起こす)の飲みすぎも注意するように指導しております。
鍼灸治療は怖いイメージがあるかもしれませんが、
思いのほかリラックスできる治療なんですよ。 |
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